サピ偏50くらいの中学受験

サピックス偏差値50=サピのボリュームゾーン

早大学院中 早稲アカが今年もサピックスを抜く

中学入試を終えて1か月ほどとなりました。本当にお疲れさまでした。

ブログのアクセス状況を見ていると、制服合わせの記事が上位に来ていたりして、時期なんだなと思ったところです。

各塾の早大学院中の合格実績

さて、各塾の早大学院中の実績も出そろったみたいですね。実績は次のとおりです。

73 早稲田アカデミー

63 サピックス

44 四谷大塚

09 日能研

03 グノーブル

02 栄光ゼミナール

あとは1以下です。

早稲アカのNN講座のおかげか、素晴らしい実績ですね。今年もサピックスを抜いて1番でした!

四谷大塚と早稲アカと??

四谷大塚は、正直なところ早稲アカとの重複問題(早稲アカが四谷大塚の準拠塾扱いになっていること)があるのでよく分からないとされています。

また、早稲田アカデミーはNNだけ来ている、しかも模試を半年間受け続けつつ直前の講習を受けていた人もカウントしている可能性もありよく分かりません。

だいたいの所属イメージ

その他の塾は、本属のみ(他塾の生徒が受講しに来る可能性が低い)と考えられます。

合格者は130名弱なので、早稲アカと四谷大塚を除くと、およそ80名。残り50名が四谷大塚と早稲アカ本所属の生徒さんと考えてもいいのではないでしょうか。

これも、あくまで「自分は○○の塾生だ」という意識レベルの話ですが。

やっぱりサピ出身者が多いんじゃない?

息子に聞くと、やはりサピックス出身者が3分の2くらいは居そうなイメージを持っているようで、早稲アカが1位という感じはしないようです。

これは、サピックスの合格者の半数くらいが何らかの形で早稲田アカデミーのNNにお世話になっていることを物語っています。うちの息子も、オンライン上で名前を知ったり知られたりしていたようで、入学後「NNをzoomで受けてた?」みたいなことを聞かれたり、話題になったそうです。

早大学院中を受けるなら・・・

早大学院に行くなら、NNの情報は本当にありがたいですし、優れたものがあると感じています。

サピックス生でも、基本はしっかりサピックスで受講しつつ、NNの模試や直前のそっくりテスト講座などを取り入れるのは鉄板になっているのではないでしょうか。

直前期 基本的なところを押さえる

本当の直前期ですが、意外に塾がペースメーカーになっていたのに気がつきます。塾がまったく無くなる数日間は、きちんと計画立てる必要があったんだと後から思います。立教新座の試験を終えて気が付きました。

自信を無くさないように

1月の学習について、塾の先生からも言われていましたが、あまり難しい問題を解いても仕方ないと思います。一度解いた問題の解法・・・つまりどうやって解いたらいいのか方針が分かるようになるのか・・・を確認するくらいだと思います。

もちろん、第二志望以下の学校だと、過去問がやり切っていないところもあるので、少し慣れた方がいいと思いますが、形式が分かればだいたい大丈夫かなと。

一番心配なのは、偏差値が足りていないからと言って、無理に難しい問題や解いていない過去問をやって自信を無くすことです。

学習法は悩みどころ

悩ましいのは大学受験と違い、子供が幼過ぎることです。
解法の確認と言っても、なかなか説明できる子は少ないと思います。説明するより解いちゃった方が早いというか。

大学受験で武田塾さんが「一冊を完璧に」といのは中学受験でも当てはまる部分もあって、コアプラスや基礎トレ(計算や一行題)を完璧にするとワンステップ上がる感じです。

国語でまさかの失敗も

我が家の場合、直前に近い時期は基礎固めに徹し、難しいことはしないようにしました。しかし、早稲アカの「そっくり問題」でいただいた模試の国語が難しく、子供の自信がダダ下がりだったのは失敗でした~。

国語を苦手としていたので、長文や形式に慣れるために、一日一つは読解問題をやっていましたが、まさかの展開でした。そんなに難問が出るわけではない早大学院中の国語ですが、模試に取り上げた素材が難しかったのです。たまにはそんなイレギュラーもあるというのと、NNで問題作り過ぎて素材が無くなったのかも・・・と考えたりしました。

やはり基礎の徹底

算数はサピックスオープンや学校別模試で間違えた問題や過去問の重要とされた問題をルーズリーフにまとめたものを、最後まで繰り返していました。その他後期の基礎トレは再度繰り返し、間違えないようにしました。理社はコアプラスと知識のまとめプリントを繰り返し、特にコアプラスは間違える問題が無くなるまで塗りつぶしをしました。

要はあまり手を広げずに、これまでやったことを復習していた感じです。最後に偏差値が届くか不安でしたが、御三家を受けるわけでは無いので。御三家受験生だと、まず基本的なところは絶対に落とさないと思います。

息子のレベルだと、基本的なところをきちんと押さえて、そこを落とさないということが重要になってくると考えていました。

実際の受験の流れを ドキュメント風目次的まとめ

埼玉の中学入試も始まりました。大学の共通テストも始まり、いよいよ世間的にも試験シーズン本番です。

泣いても笑っても、あと半月くらいですが、基本の繰り返し(ミスをしない)+4科目に毎日触れる(問題に慣れるルーティーン)というのを心がけた1月でした。特に国語の読解は毎日やるようにしないと、子供が逃げるのでそうしていました。もちろんこれも小学校を休んでいたから出来たのですが。

ところで、過去の実際の受験の流れをドキュメント風にまとめてみたいと思います。SNSでご質問いただいた内容なのですが、多少はシミュレーションになるかもしれません。

栄東中入試→栄東中合格発表→立教新座入試→立教新座合格発表→前夜→早大学院入試→城北中入試→城北中合格発表→早大学院合格発表 という流れでした。

bestriver.hatenablog.com

 

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NN早大学院直前講習を受けていなかった場合の対策方法

NN早大学院の何らかの講座に申し込んでいると「合格道」というオリジナル問題集がもらえます。

NN早大学院の直前対策問題集「合格道」はとても魅力的に思えます。ただ、キャッチコピーや先生のお話から、あくまでペースメーカー的なものであるとのお話でした。実際に内容を見ていても、熱心に教材を作られているという「手作り感」もあり、そうした意味では好感が持てましたが、絶対に必要かというとそうでもないかもしれません。

やはりメインは直前の模試(5回あるそっくりテスト)で順位を確認していくことなのだと思いました。

 

では、もしNNの直前講習を受けていなかったら・・・ですが次の対策を取っていたと思います。まず方針として・・・

方針1 早大学院中の問題傾向を先生とともに把握して対策する

方針2 とは言え第2志望以降の対策もしたいので基礎固めも進める

となります。そして科目別の傾向は

算数 問題が少なく作業や思考が必要なものもあり難しい

国語 古めの文章の内容が難しいが問題自体は普通

理科 分野もばらけていて一番普通

社会 大学入試か!というくらい難しくて点がとれない

となっていますので、それに合わせて対策を取る必要があります。

 

そこで、合格道をやる代わりに次のようなメニューが考えられます。ちなみに理社はコアプラスを繰り返すことも併用しています。

算数 これまでの模試の解き直し+SSの早稲田系プリントの解き直し
→実際は合格道としてやる必要は無いかもしれません
→複雑な計算問題の練習は毎日しておいた方がいいと思います。過去問や模試・基礎トレから抜粋。

国語 漢字と語句は冬期講習のプリントの復習で

理科 冬期講習などの確認問題の解き直し

社会 知識が細かすぎて深追いできない→SS早大学院プリントの復習

これを、朝勉強の時間に基礎トレと一緒に1時間程度やる感じです。ただ、算数は計算問題のみです。

アプラスは、細切れでやるよりある程度まとめてやって間違いを拾った方が効率いいと思います。なかなかきついですが。

 

1月の受験対策と休みのバランス

1月の学校はほぼ休む

1月はコロナ禍であったということもあり、最初の1週間だけ学校に行って、あとは全て休みました。学校を休むことについては、小学校の担任の先生と相談しましたが、先生も理解してくださって助かりました。

休むということについては賛否両論あり、夫の中学受験の時は(30年以上昔の話ですが)休まず通っていたそうで、休ませることに難色を示していました。上の子の時も少し休んだだけで、ほぼ通っていました。

やっぱり休んでしまう方が安心

結果的に、休んでインフルエンザやコロナにかかることもなく、直前にしっかり勉強時間を確保することが出来たのは正解だったと思います。お子さんの性格にもよりますが、休んでしまえば「今は勉強するしかない」という状況に自然となりますので、個人的にはおすすめです。

もちろん、両親共にフルタイムで仕事をしている場合は少し大変だと思います。たまたま私もパートタイム的に働けたので、この1ヶ月は乗り切れましたが、親自身が追い込まれないようにしつつ、なるべく普段通りに家事などをして過ごしていました。

「1月は結構やることが無くなりますよ」って??

さて、1月の勉強ですがいよいよ本番直前です。基本は塾の授業がペースメーカーとなり、週に3〜4回塾に通うようになります。学校を休んで夕方から塾に通うのも気が引けますが、なるべく車で送るようにしていました。

面談で、塾の先生が1月は意外とやることが無くなりますよ、と話していたことがありました。その時はほとんど気にも留めなかったのですが、確かに1月入試も始まり、模試も確認テストも無くなってくると、これまでとちょっと感覚が違います。

早稲アカのNN授業で問題慣れ

息子は、1月だけ5回のNN講座を申し込みました。これは5回模試があって、その解説授業を受けるというほぼ1日の講座です。

会場は荻窪なのですが、自宅からオンライン受講としました。結局感染症対策や時間節約という意味合いが強かったですが、今更周囲のライバルと切磋琢磨という時期でもないだろうという考えもありました。

授業はオンラインの振替受講をメインにしていましたので、サピックスの授業を優先的に受講していました。とにかく学校別模試を何度も受けるような形になり、問題形式には慣れたと思います。

NN早大学院の教材を使う

NN早大学院には「合格道」という教材がありました。また、早大学院に出そうな複雑な計算問題の問題集もありました。

「合格道」は何か出題ポイントをずばり教えてくれる虎の巻という訳ではなく、これまでのNNのテストや講座の復習的なものでした。やらなくてもいいかもしれませんが、毎日1時間程度4科目復習するペースメーカーにはなったかもしれません。この教材が無い場合は、学校別模試や過去問・SSの復習でも良かったと思います。結局漢字や語句は全然出なかったですし・・・。

過去問と4科目の基礎固めがメイン

とは言え1月の勉強に余裕がある訳ではなく、先生の言うほどやることが無いわけではありません。特に、1月に栄東と立教新座の入試を予定しているので、そちらの対策も取りつつですから忙しいです。

1月は次のような学習をすることにして、日別に計画を作りました。また、基本的に毎日4科目に触れるような計画にして、感覚を失わない(特に国語〜!)ようにしました。

早大学院対策→NNの講座・過去問の重要問題の解き直し・NNの教材

・1月校対策→直前に過去問

・城北対策→1月前半に過去問

・基礎的な対策→基礎トレとデイリーチェック復習・コアプラス全問つぶし

・SS復習→理科と算数の確認テスト系の解き直し

・・・結構いっぱいありました。

12月になって早大学院中対策は

さすがに直前の気分に

12月になると、さすがに子供も試験が迫ってきたというような感覚を持ってきました。多少は模試の結果や過去問の状況などに関心を持つようになり、どのような対策をすべきか自分で考えるようになりました。

今さら?という感じかもしれませんが、今から思えばこれまでは言われたことをやっているという流れでしたし、小学生男子はよほど成熟していないとこんなものなのではないかと思います。

当時は、いちいちカチンときていましたが、今となっては子供の態度にも少し冷静になれます。

模試もおしまい

12月の初めに合格力判定サピックスオープンがあり、次の週にNNの早大学院模試があって、これで模試はおしまいです。模試の判定は変動もありますので、サピックスオープンの4回平均と、学校別模試の順位を気にして、あとは先生に相談しつつ受験校を確定しました。

とりあえず過去問で記述を見てもらう

この後は何をすべきか・・・冬期講習が始まるまでは塾の先生に模試を見ていただけるので、終わったら提出を繰り返します。特に、国語の記述などは見てもらいたいので、なんとか計画を立てて、進めました。

早大学院はとりあえず過去問の問題集に載っている分は(一部夏休みの有名中問題集でやった分も含めて)終わらせました。あとは、立教新座と城北の国語ですが、両方ともクセは少ないものの、記述はあるので何とか国語は進めたいものです。先生から5年分くらいはやりましょう、と言われていたのでそのくらいを進めました。

冬期講習は演習しつつ 志望校対策をしたい!

冬期講習は、志望校対策はあまり出来なかったのですが、先生からSS早大学院の社会のプリントを取り寄せてもらったり、独特な算数の類題を探してもらったり、現状の授業は早大学院に特化してないので「少しでも志望校の対策をしたいです」と要望してアドバイスをもらうような対応をしていました。

子供は、模試の算数復習ノート(間違えた問題をルーズリーフに貼って裏に解答や解法を書いたもの)、語句の単語カード、コアプラスの復習(番号に対応したマスを印刷して塗りつぶし)を進めていました。また、理科や社会は授業の演習で間違えた問題に関係する分野をコアプラスにメモするようにしていました。

とりあえず、授業で演習をくりかえしていくので、それについていければ相当問題演習はできるし、密度の濃いサピックスの授業をうけているので自信をもっていい、と主人は子供に言っていました。

 

一方で、NNの1月模試講座に申し込んだので、1月はNNの教材を中心に進める予定でした。

早大学院中 学習発表会を見学

早大学院中の学習発表会に行ってきました。

早大学院は歴史的にみて、高校の方が創立されてから長く(もともとは旧制の大学の予科的なところ)、中学は後から付け足しのように設立されています。その点が、早稲田中高や早実のように、もともと旧制中学から発展していったところとは違い、どうしても中高の一体感に欠けます。そこが残念なところかな・・・と。

早大学院は有名な「学院祭」というのがありますが、そこは高校生しか出ていません。中学生は何をしているかというと、その期間は修学旅行(各学年実施される)に行ってます(汗)。

この学習発表会は、中学生にとっては文化祭に当たるものですが、お祭り感は無く、文字通り「学習の成果を発表」するものであり、しかも高校生も芸術や研究の発表をしています。

中学受験生にとっては、ある意味、文化祭の華やかさに惑わされることなく、学校や生徒の実態を見ることが出来ると言えなくもありません。実際に高校生の教室の様子などもふらふらと見学出来ます(高校はかなり自由度が高い感じ・・・まるで大学生のようですが)。

中学2年生は、長野研修旅行の成果をプレゼンしていました。各教室で、保護者や一般の人も混ざって自由に見学できます。

中には、大人顔負けのプレゼンをする生徒さんもいて、びっくりしました。パワーポイントも洗練されているものもあり、私が作るのよりセンスがいいものも。

それにしても中学2年になると小学生っぽさは無くなり、大人に近づいている感じもしました。

各クラスの発表は各教室で行われていますが、そのほかに、自主研究のグループ発表展示や、芸術作品の展示、体験コーナー、文化部の展示などもありました。理科系のクラブの発表や、鉄道研究部の発表はにぎやかでした。食堂に行く途中の理科教室で、地学部の発表もひっそりと行われていましたが、充実していました。

食堂では、男子校の雰囲気でしたが、おそるおそるメニューをいただきました。たまたま知り合いのお母さんもいたので助かりました。

大講堂では、合唱や演奏の発表をしていましたが、高校生がかなり自由な感じでパフォーマンスしていました。

中学生の生徒さんに勉強のことについて質問している小学生もいて、なんだかずいぶん昔のことのように感じましたが、まだ5年生くらいなのでしょうか?にこにこ話している中学生を見ると、お兄さんだな〜としみじみしてしまいました。

 

うちのビビリの息子は、緊張しながら、かみつつ発表していました。この辺がまだまだ子供っぽいです。