先生からの激励電話
塾の先生全体からは激励動画などが視聴できるように案内がありました。先生方の特徴が出ていますが、何か演出があるわけではなく、淡々としたものでした。
そうこうしているうちに、夕方になりました。
サピックスの先生から電話がかかって来ました。担当の先生です。
すぐに息子に電話を替わりました。息子は、「・・・はい、・・・・あ、はい・・・」といつもながら、こちらが聞いていてイライラする対応。もっと何かしゃべったらいいのに、と思いつつ、3分くらい話して切りました。
息子によると、最近の勉強について多少聞かれたのと、先生からは「大丈夫だから、自信をもって試験に臨んでね」という感じだったようです。息子が印象に残ったのは、「栄東の東大スライド合格と、立教新座の合格は、本当にがんばったと思うし、自信をもっていいよ」と褒められたことだったそうです。私が泣きそうです。
コツコツと、コアプラスやデイリーチェックに取り組んで基本をおろそかにしなかったのは先生も知っていると言われたとも、ふつうに息子が話していました。ありがたいことです。こちらも私がうるうるです。
よし、がんばろう、という空気に息子もなりました。
第2の電話・・・
すると1時間後くらいに、なんと早稲アカの先生からも激励電話がありました。先生は、模試を受けるたびにご連絡をいただいていたので、「声なじみ」です。また、栄東の合否の際も確認の電話をもらいました。
息子に電話を替わると、「自分を信じて、実力をぶつけて来なさい」ということを言われたそうです。期間が短かった上、オンラインだったので息子の人となりを知っている訳ではありませんが、熱の入った激励をいただきました。
さすが早稲アカ、熱心ですね。
ただ、数か月後に息子に聞いたら、サピの先生のメッセージを受けた気分と混ざってしまい微妙だったとのことでした。のれんに腕押しの息子が、当時本当にそんなことを思ったのか分かりませんが。
前日の夕食はなべ 当日の朝はお雑煮
前日の夕食は鶏肉の寄せ鍋にしました。上の子を含めて、家族は通常通りの感じでした。ただ、夫と出かけていた夜の散歩は取りやめました。
冷静な感じを装っていましたが、夫が寄せ鍋から具をとりながら、「鶏(肉)で点数を取る・・・」とか寒いギャグを言ってしまい、一瞬空気が固まりました。
夕食後は、社会の知識の総完成と、コアプラスの総復習で3回間違えたところをさっと見直し、8時までには寝かせました。
息子には持ち物などを点検させましたが、私も最終チェックです。持っていく教材などもチェックしました。ちなみに、合格道(NN教材)・コアプラス・過去問や模試の解き直しノート(ルーズリーフ)、漢字語句の単語カードを用意しました。
そして、翌日は息子の好きな、そして腹持ちのするお雑煮をつくることにし、準備をして私も寝ることにしました。
眠れない夜
・・・しかし眠れません。たった1日で3年間の結果が決まるなんて。新4年生の頃は背も小さくて、リュックを背負ってがんばって行っていたな~。コロナで学校も休みになり、新5年生のスタートは親子で不安だったな~。初めてズームに挑戦したっけ。ようやく6年生になってエンジンがかかったかなと思ったら、塾の時間も伸びて帰りも心配してたっけ。夏休みは遊ぶこともなく、夏期講習や特訓に通ってたな~。
そんな思いがぐるぐる頭をめぐります。うるうるしてきて、ますます眠れません。
たった1日で決まっちゃうなんて残酷だな・・・送り出すときの言葉、迎えるときの言葉、そしてもしもの時の言葉、何にするんだっけ。そんなことを涙目になって、そして目をつぶって、うとうとしつつ、また頭を思いが駆け巡って。そんな前夜でした。