サピ偏50くらいの中学受験

サピックス偏差値50=サピのボリュームゾーン

早大学院中に向けた6年学習法?まとめ②

夏休みを終えて

さぴあ(サピックスの月刊誌)にも夏期講習のテキストを完璧にしたという御三家合格者の声なども掲載され、夏期講習の重要性が強調されていました。息子は、なんとか食いついていたというのが正解で、先生から言われた「最低限」ラインの学習を続けていました。復習を繰り返していましたが、完璧にするほどレベルに追いついていませんでした。とにかく夏期講習の内容は一段レベルが上がった感じでした。

夏休みを終える頃に、NNの無料模試の4回目があります。これが最後の無料模試で、2学期は有料のNNの模試が3回あります。

今後の方向性を出すためにも、ここは受験必須と考えていました。

このNNの模試ですが、2組に合格できました。これは自信になりました。ここでNNにも合格出来なかった場合は志望校変更に進んだ方がいいと思っていました。

もちろん、子供が熱望していた場合は本当に変更可能だったか分かりません。本当に受験校を決めていくのは客観的に見た学力と、子供の気持ちと、親の気持ちと、今後の偏差値動向があり、本当に難しいです。

息子の場合、ようやくこの時期に志望校が固まった感じです。それでも受験校が決まるのはずっと後です。

SS特訓

SS特訓は、サピックスの売りの講座です。私は、これで志望校対策を徹底的に進めていくのかな、と考えていました。

しかし、小規模校だと特化した講座はありません。規模が大きくなると、開成クラス、麻布クラスなどがありますが、校舎によってはほぼ出来ません。なんと無く難関レベルの問題を演習する少人数講座になっていました。

後から息子に聞くと、個別なども併用していたお子さんも複数いたようです。その方が効率的ですしね。

我が家は、心配しながらも、NNの模試を受ければいいかと思っていて、個別や家庭教師はつけませんでした。

なお、SS早大学院クラスは1つか2つの校舎に1クラスずつあったような情報があります。もちろん私は分かりませんでしたし、先生にも聞いていませんでした。

過去問

9月から過去問学習が始まります。11月終わりまで計画表をつくり、いつどこの学校のをやるか、明確にしておきました。併願校のものもありますので、余裕がほとんどありません。早大学院の分が全部終わるように優先的に予定を組み、併願校は2〜3年くらいしかできないプランニングでした(結局1月にずれこみました)。

最初は1か月ごとに大まかに計画を立てていましたが、日ごとに細かく落とし込まないと、実は過去問をやれる日があまり無いのに気がつきます。計画段階では予備日も含めて、○月○日は△△中の何年の過去問をやると計画を立てました。

早大学院は、特に算数と社会が難しいので、かなり悲惨な点数が出ます。モチベーション的にどうなんでしょうと思いつつ、計画的に進めていきました。基本的に土曜日の午前中と空いた日に進めました。

すぐに復習したかったので、結局1科目ずつ、細切れにやっていました。模試で学校別が受けられるので、いいかと思っていました。

本郷も気に入っていたので過去問を進めていきました。算数の難易度が高くなく、過去問をやるにはちょうど良かったと思います。本郷の過去問は、癖が少なく、良い問題だったと思います。

ただし、本郷は受験しませんでした・・・。過去問演習は無駄になってしまいました。

サピックスオープンとNNの模試

学校別模試の問題は、きちんと復習ノートを作りました。本番に出るかもしれませんし。実際はあまり出なかった・・・ですが。

両方で5回も模試を受けられるので、かなり練習になりました。また、立ち位置が重要なので常に順位に注目していました。

息子はサピックスオープンが60%、NN模試が40%の合格率でしたので、結果的にサピックスの方が精度が高かったことになります(なるのかな?)。

冬期講習・正月特訓

冬期講習の時期には、先生が過去問を(原則として)見てくれなくなります。一般的な記述系の採点がある科目や学校は早めにやっておく必要があります。

この時期は、講習の内容にそって、その内容を復習したり、小テスト対策をしたりするのがメインでした。

なんとなく分かっていないっぽい分野があったりしますので、そこは重点的にやりました。算数の場合、間違った問題はノートに貼って、1月に再確認しました。また、理科と社会はコアプラスを全問繰り返す計画を立て、塗りつぶし表を作ってコアプラスに貼り、出来た問題はマス目を塗りつぶしていきました。これは1月直前まで続きました。

また、土特やSSの語句問題のプリントは、切り離してそれだけはやりました。間違えた漢字や語句は単語カードにしてテスト前に確認できるようにしました。

更に、塾の先生に相談して、早大学院用プリントをいただきました。社会を中心に、宿題として見ていただきました。

1月のNN5本勝負

最後の最後に、NNにお世話になりました。だいたい4万円くらいかかってしまいますが、若干金銭感覚が麻痺してきます(汗)。

5回のテストを全てオンラインで受けました。オンラインで緊張感が伝わるかどうかなと思ったのですが、結果として移動も無く良かったです。

NNは早大学院対策の情報が充実していて、受験に向けて貴重なアドバイスを多数いただけました。テストや解説授業の内容は可もなく不可も無くという印象でしたが、何より直前期に形式に慣れて、特に息子の場合は国語の問題を集中して解ける機会となったのは助かりました。

テストの順位や合格率は、特に優れた結果ではありませんでしたが、ギリギリながら全て合格の判定をいただけたので自信になりました。

NNの「合格道」と計算練習はやりましたが、その他の教材はやりませんでした。1月の受験(栄東・立教新座)が始まってしまい、そちらの過去問や併願校の過去問にも時間を割かなければならないので、あまり出来なかったというのも実情です。

なお、1月は1週間だけ学校に通学し、あとは全て欠席しました。これはこれで勉強に集中でき、体力も温存できたので良かったです。ちょうどコロナが流行している時期だったので欠席扱いにもなりませんでした。