サピ偏50くらいの中学受験

サピックス偏差値50=サピのボリュームゾーン

早大学院中に向けた6年学習法?まとめ①

1年間を振り返って

6年の学習は、塾の授業に合わせてだんだん変化していきました。全体でみてもサピックスはシステムがよく出来ていると思います。徹底してデイリーチェックなどの確認テストを繰り返すので、それに合わせた勉強をしていると、実力がついていく感じです。うちの場合は後半に伸びましたが、コツコツ基礎トレ・デイリーチェックなどをやるのは効果的だと思いました。

基礎トレ

息子は心配性なので毎日やっていましたが、まったくやらない子(そして成績がいい子)もいたそうなので、個別に状況は違うと思います。嫌がらずによくできたな~と思いますが、サピックス偏差値50くらいまでなら、先生も「基礎トレとデイリーチェック、コアプラスだけでもなんとかなる」と言っていました。それだけ基礎が大切ということなんですね。

復習主義+問題限定

2~3月は学習法がはっきり分からず、息子と一緒に「何をやっていけばいいんだろう」と思いながら模索していましたが、復習のペースが春休み頃につかめて来ました。

6年になると「土特」が始まりますが、問題演習中心ということで、過去に出てきた分野を通常授業と少しずれながら復習していく感じです。

今から思うと、志望校別のコースとなっているのに志望校対策的な授業はほぼありませんでした。しかも算数は復習プリント的なものでも点が取れず、結構な復習量になっていました(もちろん全部はできませんでした)。

1学期は、志望校判定サピックスオープンや、GS特訓でかなり成績が低迷しました。とりわけ志望校判定サピックスオープンが(2回とも)悪かったのは、志望校選びに大きな動揺を与えましたが、結局我が家の場合、ほぼ参考になりませんでした。

GS特訓は、長時間勉強する特訓をする合宿的位置づけなんだと思います。御三家ねらいじゃないので、あんまり難しいのは時間のムダかなとは思いますが、復習にあまり時間をかけずにやったので、微妙とは言いつつ、いい経験になったと思います。でも本当にGS特訓の復習の深追いは危険だと思いますね。やる問題は限定して、復習中心に、という原則は変わりません。

早大学院対策のフレーバー

早大学院対策は、サピックスではこの時期ほぼ出来ていません。問題の傾向などから、どこを強化した方がいいという情報はありましたが、そこまで追いつきません。むしろ全体的に復習を進め、基礎を確実なものにしていくという塾の方針は正解でした。

ただ、NNの無料模試を3回中2回受けましたので、意識は高まったと思います。形式が似ているのは子供にとって刺激的でしたし。

ただ、第2回は合格!第3回は不合格でした。1学期は「ちょっと厳しいかな」という意識がどんどん強まってしまったので、あとから見るとまだ受けなくても良かったかもしれませんね。正直第3回の不合格は志望校選びの迷走に拍車をかけただけでした。

夏前まで

通常授業のサイクルで6月くらいまで安定して回ってくるようになりました。サピックスオープンの撃沈問題というのもありましたが、そこは気にせず、先生に言われたとおりコツコツ通常授業を中心に回していく感じでした。

色々と他の教材やNNなどが気になりますが、あえて基礎を鍛えることを目標にしていました。実は算数で、ちょっと理解不足のまま帰ってくる日が続いていたこともあり、本気でクラスダウンをお願いしようかと思いましたが、息子は嫌がるので、まぁ頑張ったと思います。

動画を私が見て理解し、一緒に勉強するという時期が1か月ほどありました。難しい苦手分野はなかなか大変でしたが、時期をおいて繰り返したりしました。

なお息子は一度も質問教室は行きませんでした・・・(汗)。

夏期講習

そんな状況から一気に夏期講習になります。

これが一番きつかったような印象でした。とにかくスピードが早い(週に1回の算数が毎日のようにあるなど)ので、復習が必死です。難度も上がり算数の復習は大変でした。それでも、いつもどおりのパターンで復習を進めていました。

国語はかなり手薄な感じでした。復習もほぼ追いついておらず、語句と漢字だけでもやればいいという状態になっていました。

この間に、「有名中」の過去問を進めることになっていて、私は塾でもらった表や先生のお話の順番通りにコピーをしたり、準備をしておきました。

息子は塾の休みの日や、空いている時間帯など、少しずつ進めましたが、結局夏の後半には全く出来なくなりました。夏期講習の復習サイクルが遅れてきたためです。

算数の難度の高い問題や、社会の知識や年代暗記など、やることが多すぎて「有名中」までは手が回りませんでした。コピーはかなり無駄になりました。

ただ、夏期講習のカリキュラム(だけ)に、何とか食らいついていこうとして、復習サイクルを回し続けたのは良かったと思います。

結局志望校対策は?

そんなわけで、志望校対策はほぼ出来ませんでした。強いていうならば、有名中にのっていた受験予定の立教新座早大学院の問題をやれたのだけは、経験になったようです。志望校対策は、ほぼゼロのまま秋に突入していきます・・・。

こうして夏までは、ほぼ早大学院対策は出来ませんでした。

もっとも、志望校を変更しようかと思うくらいピンチが連続していましたし、早大学院どころではなかったのが実情です。

ここで、基礎固めにもっていけたのは、かえって良かったのかもしれません。