2022年2月1日の早大学院の入試では、国語の問題にサピックスのテキストと同じ文章が出題されました。
ずばり、6年国語テキストの第12回で、「かつての日本の風景（物語文）」というテーマのものの中に収録されていました。梶井基次郎の作品です。あまり有名ではない作品だと思われます。
早大学院は、毎年戦前に書かれたような古い作品から出題されます。子どもにとって少し感覚的に想像するのが難しい戦前の社会や家庭環境、現在とは違う学校制度など、背景知識の差が読解に影響してしまいます。
このあたりは、早稲アカのNNだと古い時代のテーマを何度もやると思いますので、有利な点かなと思います。サピックスなど普通のテキストのカリキュラムの場合、そう何度もやらないテーマなので。
そんな状況ですが、まさかサピックスの限られたテキストから出題されました！
受験したあとしばらくたってから、サピックスの資料を見て知ったのですが（汗）、息子は「そんなの知らない」と。
よーくテキストを見てみると、確かに試験と同じ文章が載っているのですが、残念ながら「読解演習」という最後の「家庭学習用」問題。当然のごとく息子は自主的にパスしていました。復習も大してしていなかったのに（怒）。宿題をきちんとやる子とこういうところで差がつくのか～と思った次第です。
サピックスでは「古い時代の文章」はあまり扱わないので、早大学院を受けるならそのテーマを習ったテキストは全部復習した方がいいですね。
